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【男子・女子共通】イライラを抑えられない小学生への対応【大切なのは日常の〇〇】

実践編

このような悩みをお持ちではないですか?

・自分の気持ちを抑えられずイライラする子への指導方法に困っている
・イライラしているときに指導しても、エスカレートしてしまう
・イライラしているときに指導すると、反発されそうで怖い

自分の気持ちをうまくコントロールできず、イライラを爆発させ、ときには暴れる子もいますよね。

そんな子にどう対応すれば良いのか迷われる先生も多いことでしょう。

本授業では、男子、女子に共通して活用できる「イライラする子への対応」について解説します。

あなたなら、どう対応しますか?

アウトプットも兼ねながら、本授業をお楽しみください(^^)

今回は自分の気持ちをうまくコントロールできないAくんを例に解説をします。

本授業の内容

1時間目:場面を分ける
2時間目:大切なのは日常の〇〇

以上のような内容で授業をお届けします。

✅筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・得意分野は?と聞かれたら「学級経営」と即答
・日本学級経営学会所属
・学級経営の軸は「自治力のあるクラス」
・現在、京都府公立小学校ICT活用アドバイザー

1時間目:場面を分ける

Aくんのイライラが爆発したら、まずは2つの場に分けて指導することをおすすめします。

イライラへを落ち着かせるための対応と指導をごちゃ混ぜにするとうまくいかないからです。

デカルトの「困難は分割せよ」という言葉を覚えていますか?

イライラするAくんへの対応を、以下の2つの場面に分けて行います。

1、まず別室など場所を変えて冷静になる時間をつくる
2、冷静になったら、Aくんの気持ちを聴きながら対話する

まず別室など場所を変えて冷静になる時間をつくる

イライラしているときに、何をいってもAくんの心には届きません。

まずは、場所を変えて、冷静になるために時間を取りましょう。

多くの場合、周りの目を気にして過度に興奮している状態にあるからです。

1人になれば自然と落ち着いてきます。

ますは、対話ができる状態に落ち着くのを待ちましょう。

冷静になったら、Aくんの気持ちを聴きながら対話する

Aくんが話せる状態になったら、

「どうしてイライラしちゃったの?」
「何か嫌なことがあったの?」

などと、状況に応じてAくんの思いを聞き出します。

そして、この後どうしたいかを自分で決めさせます。

教師がすべきことは、必要に応じて関わった子と話し合う場や時間を設けること。

それだけです。

くれぐれも、「〜しなさい」「〜せなあかんやろ」というようにあなたの考えを押し付けるようなことはしてはいけません。

確かに、なかなか自分の思いを口にできない子もいるでしょう。

しかし、そんな時こそ、待ってあげてください。

時間がかかるかもしれませんが、子どもが自分の口で自分の思いを伝え、今後どうしていきたいかを自分で決めることが、この指導においては何より重要です。

2時間目:大切なのは日常の〇〇

ここまでを読んでくださった方は、ピンときているかもしれません。

イライラを抑えられないAくんのような子と関わっていく上で最も大切なのは、

日常の信頼関係の構築

です。

いくら冷静に話せる状態に落ち着いても、そもそもあなたとAくんの関係が悪ければ、Aくんは腹を割って話してはくれません。

日常から、子どもたちと本心で話せる関係を構築するために、私が心がけてきた事を紹介します。

あなたができそう、と思えるものから試してみてください。

・休み時間にとにかく一緒に遊ぶ
・休み時間に雑談を楽しむ
・授業時間に全ての子へ、1日1回は肯定的な声をかける
・1日に最低5つ、クラスのいいところ、好きなところを伝える
・毎日笑顔で過ごす(朝に決める)
・毎日楽しく過ごす(朝に決める)

他にも細かなものはありますが、参考になれば嬉しいです。

何をするかというよりは、子どもととにかくたくさん関わる。

これに尽きます。

確かに、たくさん関われば関わるほど、子どもとの距離が近くなり過ぎてしまう、という不安もあるでしょう。

しかし、大切なのは、いざというときに腹を割って心から話し合える関係を築くことです。

普段近しい感じでも、

あなたが真剣に話そうとしている時に、聞こうという雰囲気がクラスにあるかどうか

が基準です。

Hands holding finish word in balloon letters

本授業を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!

本授業の内容をまとめます。

◯困難は分割せよ
◯指導する場面を分ける
◯日常から信頼関係の構築が最重要

どのクラスにも1人はAくんのようにイライラを抑えられない子はいるでしょう。

今回の授業が少しでもあなたの心の支えになれたら嬉しいです。

今回の授業が皆さんのクラスの子どもたちの少しでも役に立てることを願っております。

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