✅先生の悩み
・定時に帰りたいけど、仕事が多すぎて無理・・・ ・定時に帰りたいけど、どうしたらいいかわからない ・定時に帰るために「春休みにできる具体的な仕事術」を知りたい
今回の授業では、このような先生方のお悩みを解決する方法をお伝えします。
✅今回の授業内容
春休み中の準備編①学級経営4つのこと
1時間目:学級経営における考え方の軸(マインドセット)を整える
2時間目:理想とするクラス像を具体的に文章化する
3時間目:「黄金の3日間」計画を立てる<テンプレあり>
4時間目:担任する子たちの顔と名前を覚える
以上の内容で一緒に学んでいきましょう!
・小学校教諭として11年間勤務
・専門分野:学級経営
・2年目までは仕事の仕方が掴めず、帰る時間は平均20時超え
・仕事効率化に向けて行動し続け、定時で帰る仕事術を編み出す。
このような、私が、授業を行っていきます。
では、早速始めましょう!気をつけ!礼!
【定時に帰る仕事術】 春休み中の準備編①学級経営4つのこと 【あなたの毎日が楽になる】
初めに本授業の結論をお伝えしておきます。
「1学期の計は春休みにあり!!!」
1学期間、あなたが帰れる時間は、春休みの過ごし方で決まります。
1学期は、1年間の中でも特に忙しい期間だからです。
特に4月。
持ち上がりならいいですが、多くの場合、初めて出会う子どもたちと先生。
先生も子どもも、緊張しながら過ごす1ヶ月は、心身共にかなりのストレス状態で過ごすことになります。
そんな強いストレス下で、毎日20時、21時まで働いていると、先生の心も体もヘトヘトになってしまいます。
先生が元気でないと、学級も安定しません。
ですから、本授業では、「定時で帰る仕事術」としながらも、先生も子どもも元気に、そして、学級経営も安定させる。
そんな結果をもたらす内容をまとめました。
そのために、毎日定時で帰り、
まずは先生が元気に楽しく、充実した毎日を過ごすこと
を目指します。
1時間目:春休みに準備しておく学級経営3つのこと
学級経営における考え方の軸(マインドセット)を整える
何事を始めるにも、まずはあなたの「考え方の軸」=「マインドセット」を整えることが大切です。
特に学級経営は1年間、毎日子どもとの関わりを積み重ねていく地道な仕事です。
そこに、確かな軸がなければ、無意識のうちに一貫性のない学級経営を行ってしまうからです。
そのブレは子どもたちにじわじわと伝わり、学級経営がうまくいかないことにつながります。
理想とするクラス像を具体的に文章化する
そして、「考え方の軸」を持てたら、そのまま「理想とするクラス像」を具体的に文章化しましょう。
実際に紙に書き出すことで、あなたの頭の中のイメージを具体化でき、学級経営をする上で、実践に結びつけやすくなるからです。
ここまでの準備に関しては、こちらの記事で詳しくまとめていますので、ご参照ください。
来年の3月、「1年間、学級経営がとても充実したな」と感じられるようにするためにも、こちらの記事を読んで、必ず実際に手を動かして書き出してみてください。
それほどこの作業は学級経営において重要なのです。
» https://classmanagement.tech/class_management_good_teacher/
「黄金の3日間」に伝えたいことをまとめておく<テンプレあり>
学級経営に対する「考え方の軸」を持ち、「理想とするクラス像」を具体的に書き出せたら、あとは、「黄金の3日間」(学級経営のスタートの3日間)に伝えたいことをまとめておきましょう。
「黄金の3日間」とは、ずいぶん前から言われていることですが、やはり、学級開き直後の3日間は、1年の中で最も子どもたちの吸収するエネルギーが高いからです。
私も11年間の担任してきた中で、これは毎年感じていたことです。
これは、持ち上がりでも関係ありません。
子どもたちは新学年を迎えるにあたって、「気持ちを新たに頑張りたい!」と思っているからです。
3日間で、伝える内容ですが、私が意識していたことを例にあげます。
「どうしたらいいかわからない」という人は、以下をテンプレとして、ご活用ください。
<離陸準備>
1日目:「期待感」と「安心感」を与える。
・教師の自己紹介 ①自分の得意なこと、苦手なことなど(まずは教師が自己開示) ②自分の理想とするクラスについて語る ③クラスで起きたら絶対に許さないこと」を宣言 ・簡単なアクティビティー 子どもたちも、緊張しているので顔合わせも含め、薄く広く関わりを持たせます。
<離陸に向けて助走開始>
2日目:「日々大切にしていきたいこと」を具体的に示す
・1日目に伝えた「理想」に迫ってくために「みんなと日々大切にしていきたいこと」を伝える (例)「理想」→「誰にでも思いやりを持った温かいクラス」 「日々大切にしたいこと」→「困っている人がいたら自分から声をかけられる人であろう」 など、理想のクラスに近づくためにより具体的な行動や、ルールを示します。 ・1日目、2日目に伝えたことを実践している子を価値づける&シェアする 子どもたちは吸収力が高い状態なので、新しい担任が伝えたことを早速行動に移す子がいます。 その子をすかさず取り上げ、価値づけ、全体でシェアします。 ・当番や代表委員の選出など、すぐに必要なクラスの役割を決める
<離陸>
3日目:1・2日目で伝えたことの確認→定着へ
・一人ずつ自己紹介 ・当番活動など、少しずつクラスのシステムを動かしていく ・子どもたち同士の関係性の把握に努める ドッジボールなど、子どもたちの素の姿が出やすい場を作り、関係性の把握に努める
4日目以降は、これまで伝えたことを先生自身が意識して、子どもたちの目の前で行動して見せていきます。
そして、子どもたちの関係を把握し、学級経営のスタート地点を確認します。
スタート地点が確認できたら、「理想」=「ゴール」とのギャップがわかるため、具体的にどのような取組を行なっていけばいいのかが掴めます。
ここまで読まれて、「あれっ?授業規律など、授業に関する指導はしないの?」と思われた方もおられるでしょう。
私は、しません。
「黄金の3日間」に限らず、最初の1週間ほどは、ほぼ学級経営に意識を全集中させます。
そこで、ある程度子どもたちも安定して走り出せそうなら、次のステップである授業に関することに触れていけばいいのです。
「黄金の3日間」で、伝えたことで1年間走り続けられるようにしましょう!
担任する子たちの顔と名前を覚える
子どもたちと顔を合わせる前に、顔と名前を覚えきっておきましょう。
出会った初日から、全員を顔を見て名前を言えたら、子どもたちの大きな信頼を得ることができるからです。
私は、11年間、毎年欠かさずやっていました。
「えっ?なんで先生名前知ってんの?!」と驚く子どもたち。
そこに
「当然やん。」とすまし顔で返します笑
もうこれだけで「今年の先生、なんかすごい。」
こう思わせることができます。
また、おうちに帰ってから、保護者は必ず「今年の先生どんな先生?」と聞きます。
そこで、「もう僕たちの顔と名前覚えてくれてた!」と子どもから聞けたら、保護者もきっと安心することでしょう。
「でも春休み中に、会ったこともない子どもの顔を覚えるって、どうやってするの?」
昨年の集合写真を印刷し、前年度担任だった先生や、子どもたちの顔を覚えている先生に聞いて書き込みます。
職場の先生方に直接聞くことで、クラスの子のちょっとしたおもしろエピソードなども聞けて一石二鳥です。
メリットしかないので、春休み中に、必ず担任するクラスの子どもたちの顔と名前を覚えておきましょう!!
学級経営に関して、もっと深く学びたい!という方は、こちらの記事もご参照ください。
さらに、学級経営が充実しやすくなり、あなたが楽しい毎日を送れる手助けとなるはずです。
» https://classmanagement.tech/recommend_book/
本記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます!!
読んできださったあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。
1人では辛くなることも多いでしょう。
そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。
先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。
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