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【教師の春休みの仕事術】1年間の学級経営を安定させる極意〜教材研究編〜【定時で帰る仕事術】

学級経営


✅先生方の悩み

・定時に帰りたいけど、仕事が多すぎて無理・・・

・定時に帰りたいけど、どうしたらいいかわからない

・定時に帰るために「春休みにできる具体的な仕事術」を知りたい

このような先生方のお悩みにお答えします!

✅今回の授業内容

【教師の春休みの仕事術】1年間の学級経営を安定させる極意〜教材研究編〜【定時で帰る仕事術】

1時間目:春休みに教材研究を済ませておくことのメリット5選
①毎日教材研究に追われることがなくなる
②1学期間、定時に帰りやすくなる
③先生の心と体の負担軽減
④心に余裕を持って子どもたちと関われる
⑤結果的に学級経営が安定する

2時間目:具体的な教材研究方法3選+α
①各教科の内容をざっと見通す
②各教科、単元ごとに準備を進める
③ワークシート
+α:可能なら1時間ごとの板書計画も(ここは無理しなくてもO K)

3時間目:本授業の最後に

今回の授業はこのような内容で行っていきます!!

筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・専門分野:学級経営
・2年目までは仕事の仕方が掴めず、帰る時間は平均20時超え
・仕事効率化に向けて行動し続け、定時で帰る仕事術を編み出す。

このような私が授業を行っていきます!!

 

では、早速授業を始めましょう!!気をつけ、礼!

 

まずは国語、算数、理科(生活)、社会、英語といった、いわゆる主要教科から手をつけましょう。

毎日あるような教科は、その都度準備していると放課後の時間が足りないからです。

逆に副教科は授業頻度が多くないので、その都度の対応がしやすいです。

ただ、体育に関しては、副教科の中でも頻度が高めなので、優先的に準備することをおすすめします。

それでは、実際に、教材研究の流れを一緒に学んでいきましょう!

【春休みの仕事術】 1年間の学級経営を安定させる極意〜教材研究編〜 【定時で帰る仕事術】


忙しい日々に備えて、1学期分の教材研究を春休み中に済ませておきましょう!

 

4、5月は特に忙しい!!

 

1年間の中でも、4月、5月は、学級経営が軌道に載るまでなかなか気持ち的にも落ち着かないものですよね。

 

また、初めての授業参観や、学級懇談、家庭訪問など保護者との顔合わせも含めて、私もこの時期は緊張することがとても多いです。

 

そんな高い緊張感の中、毎日帰る時間も遅くなってくると、心身共に疲弊してしまいます。

 

世間で5月病が多発するのも、新しい環境に適応するまでにかなりのストレスがあるからです。

 

でも、1年の中でも忙しいと感じられる4、5月も、私は定時帰りを続けていました。

 

もちろん、やるべき仕事もしっかりこなしながらです。

 

本授業では、これから来る新学期に備えて、4、5月に限らず、ほぼ毎日

「定時に帰る仕事術」

をお伝えします。

 

あなたが4、5月、心のゆとりを持って子どもたちと向き合えるよう一緒に学んでいきましょう!

1時間目:春休みに教材研究を済ませておくことのメリット5選

毎日教材研究に追われることがなくなる


春休みに教材研究を済ませておくのですから、「明日の授業どうしよう」という毎日の悩みが一切なくなります

 

そして、1学期間の教科ごとの全体像を把握しているので、「この単元と、あの単元は繋がっているから、今こういう力が大切だと子どもたちに伝えておこう」などと、見通しを持った学習指導も可能になります。

 

毎日授業準備に追われる日々から解放され、さらには見通しをもった学習指導で子どもたちの学力向上も図れます。

1学期間、定時に帰りやすくなる


教材研究が済んでいるので、放課後にしなくてはならないことは限られてきます。

教材研究以外の仕事術については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

» https://classmanagement.tech/work_life/

» https://classmanagement.tech/work_in_spring_vacation/

先生の心と体の負担軽減


教材研究も済んでいて、ほぼ定時に帰れる日々を手に入れることで、先生の心と体はとても楽になります。

心に余裕を持って子どもたちと関われる


先生の心と体が健康だと、余裕を持って子どもたちと関わることができます。

 

どうしても余裕がないと、感情的に指導をしてしまったり、後から反省する対応をしてしまうことがあります。

 

まさに私もそうでした。

 

学級経営における考え方の軸をはっきりともち、子どもと余裕を持って関わる。

 

特に4、5月は、そんな時間が学級経営には不可欠です。

結果的に学級経営が安定する


これまでお伝えしてきた通り、教材研究を春休みに全て済ませておくことで、先生の心と体の負担が軽減され、学級経営のスタートとなる4、5月にスタートダッシュを決めることを可能にします。

 

そして結果として、1年間の学級経営が安定する。

 

春休みに教材研究を済ませておくことは、実は1年間の学級経営を左右するといっても過言ではないのです。

具体的な教材研究方法


では、具体的にどのように教材研究をしておけばいいのか。

以下に私がこれまで編み出してきた方法をお伝えします。

先生方で、子どもたちや学校の実態に応じてアレンジしていただけたらと思います!

各教科の内容をざっと見通す

・単元ごとに目標を確認しながら、1学期の見通しを持つ

各教科、単元ごとの目標を確認しながら、1学期に学ぶ内容の見通しを持ちましょう。

・年間も軽く見通して、系統を確認

この時、2学期以降の単元も軽く目を通しておき、教科の系統性を把握しておきます。

ここは、本当にざっくりで構いません。

各教科、単元ごとに準備を進める

・子どもたちに配布する単元計画作成

ここからが、教材研究の主の部分になります。

社会科を例に挙げて解説します。

 

私は、社会科の場合単元ごとに、子どもたちに学習計画を渡していました。

 

教師自身も、そして子どもたちも、単元の見通しを持ちながら学習を進めることができるのでオススメです。

 

私の場合、社会科では

一斉形式で授業をすることはほとんどありません。

 

学習計画を元に、自分で教科書や資料集、タブレットを活用して調べたことを徹底的にノートにまとめていきます。

 

まとめたものをグループなり、ペアなりで交流し、さらに深い内容を「単元のまとめ」として、最後に一斉でまとめをします。

 

だから、全10時間の単元ならば、初めの1時間と、まとめの2〜3時間以外は、基本的に全て子どもたちが45分間活動している状況です。

 

こうすることで、子どもたちの個々のニーズに応じたアドバイスが可能になりますし、何より、「ただ聞いているだけの時間」がなくなるので、子どもたちにとってはとても知的に楽しい時間となっていました。

 

実際、担任していたクラスの多くの子が「好きな教科No.1」社会を選んでいました。

 

テストの平均点も、毎回90点を超えていましたので、教科書の内容は一定理解できていたと言えるでしょう。

・ワークシート作成

社会科の例を挙げると、私の場合、ワークシートはまとめの時に使う程度でした。

 

単元によっては、準備が不要の時もあります。

 

全体を把握した上で、「ここはワークシートがあった方が、学習効果が高まりそう」と感じたところに絞って準備をしましょう。

 

基本的にはノートにまとめる→ワークシートで単元のまとめ という流れで授業を1年間行っていました。

可能なら1時間ごとの板書計画(ここは無理しなくてもO K)


単元ごとの学習計画を作成し、必要な部分のワークシートを準備する。

 

これだけで、教材研究の80%は終わっています。

 

もし、さらに準備を進めておきたい、という先生は、必要な場面に絞って板書計画まで作成しておくとさらに良いです。

 

1学期間の教材研究を春休みに済ませていると、5、6月の単元の時に、「どう進める予定だったっけ?」と内容を忘れてしまうことがあります。

 

基本的には単元の学習計画があれば思い出すのには十分ですが、さらに詳細を思い出したい時に有効です。

 

ただ、板書計画に関しては、全教科単元の学習計画、ワークシートの準備まで済ませて余裕があれば、程度で構いません。

 

「パレートの法則」というものがあります。

 

これは「80点の完成度に達するには、2割の労力でいいが、80点から100点にするには、その4倍の労力(8割)がかかる」というものです。

 

70点、80点の内容で教材研究ができていればいいのです。

 

全て100点を目指すと、せっかく、「未来の自分」を助けるために準備をしているのに、「今の自分」を追い詰めることになるからです。

 

1学期の教材研究が80%終わっている状態で4月を迎えられるだけで、私たちはかなり心の余裕を持ってスタートを切れるはずです。

教材研究が80%終わったら、趣味や旅行など、リラックスする時間も大切にしてくださいね!

本授業の最後に

Hands holding finish word in balloon letters


全ての教科の教材研究を終わらせる。

これははっきり言って、かなり覚悟が必要です。

 

3月末に卒業式、修了式を迎え、「春休みはゆっくりしたーい!!」という気持ちに誰もがなるからです。

しかし、ちょっと休んだら、すぐ行動する必要があります。

私は、春休み4〜5日ほど1日教室か、図書館にこもって教材研究をしていました。

 

このハードルが高いのです。

しかし、この高いハードルを超えてやり切った先には、想像以上の安定した毎日が手に入ります

 

「となりの学級経営」では、楽してうまくいく方法をお伝えしてはいません。

 

成果を出すには、地道で、時にはしんどい努力を続ける必要があります。

 

今回の授業で学んだ上で、あなたは選択することができます。

■春休みにグッと頑張って、1年間安定した学級経営ができ、ほぼ毎日定時で帰れる毎日を
 手に入れること。

 

■春休みは何も準備せず、とにかく心身休めることに集中。でも1学期から毎日授業準備に追われ、
 遅くまで働くこと。

 

最終的にどちらを選ぶかは、あなた自身です。

 

ただ私は前者を選択することで、学級経営の安定や自分の自由な時間を手に入れることができ、すごく充実した日々を過ごすことができています。

そして、初めて持つ学年で1年間頑張れば、来年以降は少し手直しする程度でも構いません。

ぜひ、

・初めて担任する学年
・担任したことがあるけど、教材研究が十分でない学年

に関しては、春休みに教材研究を済ませて、忙しい1学期を少しでも心軽く過ごせるようにして欲しいなと思います!

この充実した日々を皆さんと共有したくて、本授業を行いました。

一人でも多くの先生の助けとなれることを願っております。

本記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます!!

読んできださったあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。

1人では辛くなることも多いでしょう。

そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。

先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。

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