✅このような悩みをお持ちではないですか?
・現状、関係がうまくいっていない子どもがいる
・夏休みの間にできることがあればやりたいけど何をしたらいいかわからない
2学期は学級崩壊が最も起こりやすい時期であると言われています。
本授業は、前時の授業の続きです。
予防策3選のうち残りの2つを紹介します。
本授業を通して、あなたの2学期以降の学級経営に1つでも役に立つことがあればいいな、という思いを込めて本授業をお届けします。
✅本授業の内容
学級崩壊の予防法3選<後編>
1時間目:とにかく子どもと先生の関わりを増やす
2時間目:あなたたちのことが〇〇だよ、と伝える
以上のような内容で授業をお届けします。
・小学校教諭として11年間勤務
・得意分野は?と聞かれたら「学級経営」と即答
・日本学級経営学会所属
・学級経営の軸は「自治力のあるクラス」
・読書量は月15冊以上の読書家
1時間目:とにかく子どもと先生の関わりを増やす
子ども同士の関係を繋いでくために子ども同士の関わりを増やそう、と考える先生は多いのですが、子どもと先生の関わりを増やすことに意識を向ける先生は案外少ないように思います。
学級経営を充実させていくためには、子ども同士の関係だけでなく、子どもと先生の関係が良好であることは必須の条件です。
なぜなら、子どもたちは先生との関係が良好であって初めて、安心して何事にも取り組むことができるからです。
教師は、教室の中における唯一の大人です。
私たちが思っている以上に、子どもたちにとって教師の存在は大きいのです。
例えば、あなたがいくら同僚の先生といい関係を築いていても、校長先生との関係が劣悪であれば、職場に行くのが辛くなるでしょう。
一方、いくら校長先生との関係が良好でも、同僚の先生たちとの関係が劣悪であれば、この場合もまた、職場に行くのが辛くなるでしょう。
このように、私たちにとっては同僚や管理職との関係が良好であること。
子どもたちにとっては、友だちや先生との関係が良好であること。
これが学校生活を送る上では土台となる必須条件なのです。
では、具体的にどのように子どもと教師の関わりを増やせばいいのか。
・雑談する
・授業中に積極的に関わる
・一緒に掃除をする
何か特別なことを計画する必要はありません。
日常生活の中で、意識的に子どもたちと積極的に関わればいいのです。
関われば関わるほど、子どもたちの意外な側面に気付きます。
そして、どんどん子どもたちのことを好きになっていけますよ。
2時間目:あなたたちのことが〇〇だよ、と伝える
2学期の学級崩壊の予防法の3つ目は、
あなたたちのことが大好きだよ、と言葉でも態度でも日常的に伝えること
です。
ここまで紹介してきた予防法の2つは、3つ目のための布石です。
子どもたちのことを心から好き、と思うには、関係が良好である必要があります。
教師も人間です。
関係がぎくしゃくしている子たちのことを、「好き」と思うのは難しいのではないでしょうか。
子どもたちは常に
注目が欲しい
という欲求を持っています。
友だちや先生と良好な関係が築けていると、教室が居場所となり、「見てもらえている」という安心感を得られます。
具体的には、
・朝の会
・授業中に
・終わりの会
などで、「本当にこのクラスが好きだ」「あなたたちが好きだ」と言葉にして伝えてあげてください。
そして、日常、子どもたちと笑顔で楽しみながら関わり、態度でも「好きだよ」ということをたくさん伝えてあげてください。
つまり、ここまで紹介してきた予防法3つは、全て子どもたちに安心感をプレゼントするためのものです。
学級崩壊を防ぐ根本的な方法は、
子どもたちに安心感を与えること
これに尽きます。
学級経営はさまざまな要因が絡み合っているので、一概に「こうすれば学級崩壊しない!」という法則を当てはめることは難しいでしょう。
しかし、子どもたちが友だちや先生と良好な関係を築いていて荒れる学級をイメージすることはできないはずです。
あなたのクラスが、崩れそうなのであれば、それは子どもたちが「安心感」を持てていないことが大きな要因であると考えられます。
ぜひ、安心感を与える、という視点でもう一度学級経営を振り返ってみてください。
あなたのクラスが「愛」で溢れることを願っています。
本授業を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!
ここまで、2学期に学級崩壊しないための方法について解説をしてきましたが、
行事が多い2学期は、学級経営を充実させる絶好のチャンスがたくさん!
子ども同士、子どもと先生の関係が良好である、という土台ができていれば、あらゆることを学級の糧にしていけます。
皆さんのクラスが温かい素敵なクラスになることを願っております。
今後も、日本中の先生たちと繋がれる様々な情報をお届けしますので、
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正しい知識と考え方を身につけた上で、どんどん行動、どんどん実践していきましょう。
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