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【だから問題行動が続く】学級崩壊を防ぐ画期的な方法!【〇〇論】

保護者との関係づくり

✅本日のご質問

夜、寝る前になって「明日、学校で〇〇がいるんだけど…」や登校前に

「宿題やるの忘れてた」という息子からの衝撃の告白。

そのたびに腹が立ったり、自分を責めたり、先生に申し訳ないと連絡帳で謝ったり。

息子がだらしないのは私がよく見ていないからでしょうか?(小4男子の母)

あなたもこのような悩みをお持ちではないですか?

・保護者にこんな相談されたことがあるけど、うまく答えられなかった
・学校でも、急に「体操服忘れた」などと体育の直前に言ってくる子がいる
・子どもの困った行動にイライラしてしまう

保護者から、おうちでの子どもの様子について相談されることは多いでしょう。

様々なケースについて、あなたなりにどうすれば良いか、ということを考えておくことで適切なアドバイスやサポートができるようになり、保護者からも子どもからも信頼されることに繋がります。

本授業では、上記のご質問にお答えする形で、見通しを持って行動できず、直前に持ち物や宿題のことについて「まだできていない」と訴えてくる子への対応について解説します。

あなたなら、どう対応しますか?

アウトプットも兼ねながら、本授業をお楽しみください(^^)

動画で視聴したい方はこちら♪


本授業の内容

1時間目:〇〇論から考える
2時間目:本質を見極めよ!
3時間目:これからできること

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1時間目:〇〇論から考える

今回のお子さんの行動を「目的論」から考えてみましょう。

目的論とは、

人の行動には必ず「目的」がある

という考え方です。

目的が何かを捉えることで「これからできること」に目が向くからです。

「目的論」と反対の捉え方として「原因論」があります。

「なぜこんなことをするのだろう」と原因に目を向ける「原因論」では、過去などの「変えられないもの」にフォーカスがいき、本質的な解決に至れないことが多いです。

例えば、今回の質問者さんのように

「息子がだらしないのは私がよく見ていないからでしょうか?」

というように、過去の関わり方に目を向けることになります。

しかし、過去を変えることはできません。

変えられない過去に目を向けてしまうと、今できることや、これからできることに目を向けられず辛い思いをし続けることになります。

確かに、「今、この子がこんな状況なのは〇〇のような過去が原因だ」と考えたくなる気持ちもわかります。

しかし、私たちが変えられるのは、「今の自分の行動だけ」です。

今の自分には何ができるのだろう。

そう考えて、行動に移していくためにも「目的論」で考えることが大切です。

2時間目:本質を見極めよ!

では、お子さんの「目的」はなんでしょうか。

それは、「お母さんに構ってもらうこと」です。

お母さんを困らせることで、お母さんの注目が自分に向くからです。

「そのたびに腹が立ったり、自分を責めたり、先生に申し訳ないと連絡帳で謝ったり。」

とあるように、寝る前に明日の準備ができていないこと、登校直前に宿題ができていないことをお母さんに伝えることで、お母さんは叱りながらも、あなたのために色々と行動してくれます。

例え、ネガティブなコミュニケーションでも、大好きなお母さんが自分のために色々と動いてくれることで「構ってもらえている」という実感を持つことができるのです。

確かに、こんなことをお子さんは意識してはいないかもしれません。

しかし、お子さんの「目的」に目を向けることで、これからお母さんができること、を考えやすくなるのではないでしょうか。

3時間目:これからできること

お子さんの目的が「構ってもらうこと」であるなら、できることはたくさんあるでしょう。

質問から、このお母さんは働いておられて、夕方以降も家事に追われ忙しい毎日を送っていることと思います。

しかし、だからこそ、意識的にお子さんと関わる時間を増やすことが大切です。

・一緒に話す時間を作る
・一緒にご飯を食べる

・一緒にお風呂に入る
・一緒に〇〇する・・・

まずはたった10分くらいでも構いません。

お子さんと向き合い、関わる時間をほんのちょっと増やしみてください。

きっとお子さんの目的は満たされ、「衝撃の告白」は減っていくことと思います。

Hands holding finish word in balloon letters

本授業を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!

本授業の内容をまとめます。

◯目的論で考えよう
◯お子さんの目的は「構ってほしいこと」
◯これからできることに目を向けて行動に移す

今回のように、目的論で物事を捉えると、本質的に解決する方向へ思考を働かせることができます。

今回の件も、原因論で捉えると、

「低学年の頃に手をかけなかったから」
「私が毎日忙しくしていて、ほったらかしだから」

という思考になります。

そして、原因論に基づいて手立てを考えると、

放課後帰ってきたらすぐに、時間割をする
宿題が終わったら写真に撮ってLINEで報告する

などの、的外れな手立てを打つことになります。

これではお子さんの「お母さんに構ってほしい」という目的は達成できず、さらに困らせる行動が増えることも考えられます。

確かに、お子さんの目的が「構ってほしい」とは別のところにあるかもしれません。

しかし、その場合はまた違う視点から目的は何かを考え、それを満たすようにサポートすれば良いのです。

大切なのは、目的論を元に、「今自分ができること」に目を向けて行動に移すことです。

今回の授業が少しでもあなたの心の支えになれたら嬉しいです。

今回の授業が皆さんのクラスの子どもたちの少しでも役に立てることを願っております。

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