✅このような悩みをお持ちではないですか?
・クラスで、マイナス言葉がよく聞こえてくるな・・・ ・先生に話すときは敬語で話させたほうがいいのかな ・最近、クラスの子たちの言葉の乱れが気になるな・・・
本授業では、このような悩みの解決をサポートします!
✅本授業の内容
【4月が勝負!】学級開き直後に行う言葉の指導【悪い習慣が身に付く前に】 1時間目:子どもたちは、言葉の持つ力を理解していますか? 2時間目:フランクに話せる先生=いい先生という思考のワナ 3時間目:未来は、話した言葉で創られる
今回は、以上の内容で授業を行います。
・小学校教諭として11年間勤務
・専門分野:学級経営
・学級経営がうまくいかない理由について、徹底的に分析する日々を送る。
・どの先生も学級経営がうまくいく「考え方の軸」を編み出す。
・ほぼ毎日定時帰りを貫く(もちろん仕事もちゃんとやってます笑)
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1時間目:子どもたちは、言葉の持つ力を理解していますか?
言葉の持つ力とは
低学年では、ふわふわ言葉やちくちく言葉、高学年では、プラス言葉やマイナス言葉といった形で、言葉の学習を行う機会があります。
しかし、あなたのクラスの子たちは、言葉の持つ本当の力を理解していますか?
言葉には、人の心を動かす、強力な力があります。
言葉の持つ力の具体的学習展開
1、子どもたちから、プラス言葉をたくさん出させる。(板書していく) 2、子どもたちから、マイナス言葉をたくさん出させる。(板書していく) ※ふざける子がいても、表情を崩さない 3、プラス言葉を音読させる(教師も楽しそうに) 4、どんな気持ちになったか聞く 5、マイナス言葉を音読させる(教師は真剣な表情で) ※口に出したくない子は、心の中でいうだけでO K 6、どんな気持ちになったかを聞く
このような展開で、学習を進めます。
すると、プラス言葉を音読した後は
・楽しくなる
・笑顔になる
など、プラスの気持ちを感じたという意見が多数出ます。
一方、マイナス言葉を音読した後は
・悲しくなる
・辛くなる
など、マイナスな気持ちを感じたという意見が出ます。
つまり、
プラス言葉を口にすると、褒められた訳でもないのに、心が明るくなる。
マイナス言葉を口にすると、叩かれたり蹴られたりした訳ではないのに、心が傷つく。
つまり、言葉には、人の心を明るくしたり、傷つけたりする「力」があるのです。
このことを、クラスの子たちとじっくりと共有します。
この後、私はよく、紙にこれまで自分が使ってしまったマイナス言葉を1人1人書き出させ、クチャクチャ、ビリビリにして、ゴミ箱に捨てさせます。
マイナス言葉との決別の儀式です笑
一見遊びのようにも見えますが、実際に「マイナス言葉を捨てる」という行動を起こすことで、子どもたちの意識に強く残ります。
「これでもう、このクラスにマイナス言葉は存在しないね♪」
こう笑顔で締めくくります。
学習するのに最適なタイミングは?
言葉の学習は、いつ行っても効果的ですが、4月の学級開き直後が、もっとも効果的です。
「黄金の3日間」という言葉があるように、学級開き直後、子どもたちは新たな環境に馴染もうという意識が高いです。
このタイミングで、「言葉の使い方」について共有することが、1年間の学級経営においても非常に重要です。
この時期に学んだことは、子どもたちの1年間のベースとなるからです。
私も、「言葉の持つ力」の学習は、4月の学級開き直後に必ず行っています。
私の「学級経営の考え方の軸」に「言葉を大切にする」という理念が含まれているからです。
2学期や3学期にこの学習を行なっても確かに効果はあります。
しかし、最も効果的なタイミングはやはり4月の学級開き直後です。
2時間目:フランクに話せる先生=いい先生という思考のワナ
言葉の持つ力について、みんなで共有したら、あとは日常の言葉の使い方にも触れていきましょう。
先生たちの認識の中には、子どもとの距離が近く、「フランクに話せる先生=いい先生」という考えが根強いように感じます。
でも本当でしょうか。
「いい先生」という定義にもよりますが、一般的には「子どもに力をつけてあげられる先生」ではないでしょうか。
もちろん、子どもと楽しく会話をすることが悪い訳ではありません。
しかし、タメ口、友だち感覚で先生と会話をすることで子どもたちが得るものは何か。
教育のプロとして子どもたちの前に立つなら、そのような視点も必要だと考えるのです。
子どもたちは、中学校、高校では先輩や先生、働いてからは上司やお客様、といった様々な立場の人と同時に関わっていかなければなりません。
小学校の段階で、大人に対して丁寧な言葉遣いができないと、遅かれ早かれ、どこかで叱られることがあるでしょう。
中学校では、タメ口で話してしまい、部活の先輩に目をつけられてしまうかもしれません。
働いてからは、お客さんから言葉遣いが悪い、とクレームが来てその職場で働き辛くなってしまうかもしれません。
丁寧な言葉を使っていて、叱られることはまずありません。
フランクにも話せるし、丁寧な言葉遣いでも話せる。
その中で時と、相手と、場に応じてコミュニケーションを使い分けられる子に育ってほしいと考えています。
丁寧な言葉遣いをするよう指導することで、子どもたちとのコミュニケーションが減ってしまうのではないか、と心配する方もおられるでしょう。
でも、私が担任するクラスの子たちは、日常の雑談や笑い話も、ちゃんと「です。ます。」をつけて話していました。
「先生しっかりしてくださいよ〜。」
と、私のミスに対する苦情にさえも、きちんと「です。ます。」をつけていました笑
私も、初任者から数年は、あまり子どもたちの言葉遣いにこだわっていませんでした。
しかし、子どもたちに「プラス言葉」を使うことの大切さなど、言葉についての指導をするのなら、まずは自分も意識し、行動に移す必要があると感じました。
だから、私は自分自身が子どもたちとは丁寧な言葉で話すことを日常心がけています。
そして、子どもたちも私に対して丁寧な言葉遣いで話しかけるよう声かけを行ってきました。
丁寧な会話を心がけつつも、子どもたちと良い関係を築くことは可能なのです。
3時間目:未来は、話した言葉で創られる
私が大切にしている考え方の1つに、
人の心は聞いた言葉で創られる 人の未来は話した言葉で創られる
という言葉があります。
人の心は、周囲からの言葉に影響を受けます。
これは1時間目でもお伝えしましたね。
そして、人の未来は話した言葉で創られる。
人は、誰の言う言葉を一番聞いていると思いますか?
それは、自分自身です。
自分自身の言葉を最もよく聞いている以上、自分が話す言葉に影響を受けるのは当然でしょう。
未来を創るのは自分自身。
つまり、自分が話した言葉に影響を受け、自分自身の未来を創っていくのです。
こんなことも子どもたちと共有しながら、日々言葉を大切にしていきます。
言葉を大切にすることは、自分の未来を大切にすることです。
そして、自分の使う言葉へ意識を高く持つクラスは、自然と居心地が良くなります。
学級経営において、どのような取組を行うにしろ、常に共通して言えることですが、私にとっての「学級経営に対する考え方の軸」はこれである。
だから、この取り組みを行う。
という思考の順序が大切です。
取組ありきではなく、自分が目指す理想の学級像に近づくために、狙って取組を行う必要があるのです。
「まだ、学級経営に対する考え方の軸がないよー」という方は、ぜひこちらの授業もチェックしてみてください!
本記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます!!
読んでくださったあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。
1人では辛くなることも多いでしょう。
そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。
先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。
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