✅このような悩みをお持ちではないですか?
・書き取りって本当に効果的な学習なの?
本授業では、このようなお悩みを解決すべく2022年度版、最新の「小学生が習う漢字1026字」を紹介し、効果的な漢字学習方法もお伝えします。
あなたの漢字指導に役立ててもらえたら、という思いを込めて本授業をお届けします。
1学期が始まるとすぐに漢字ドリルが教材屋さんから届きますよね。
・この学年でこの漢字って難しくない?
・どうやって教えたらいいんだろう?
学級担任にとっては、漢字学習だけでなく国語はもちろん、算数、理科、社会など教える内容は多岐に渡ります。
最近では、「教科担任制」を打ち出している小学校も増えてきつつありますが、まだまだ担任1人で全部教えるってところも多いはず。
やることが山ほどあるんです!!
そんなときにこの記事でお伝えしている漢字学習をすれば、クラスの子どもたちが楽しく漢字学習をすることができ、漢字テストでは満点続出、子どもたちの自己肯定感が高まりまくります。
実際、私のクラスでも漢字検定に取り組む子が何人も出てきて、多くの子が合格することができました。
過去問題をしているときは不合格の点数だった子が合格して、満面の笑みで「先生、合格したよ。一緒に勉強してくれてありがとう。」と言ってくれたことは忘れることのできない思い出です。
漢字学習はコツコツやる学習の基礎になります。
そしてやればやっただけの成果が出やすい学習でもあります。
子どもたちの自己肯定感を上げるためにも一緒に学んでいきましょう。
漢字が読めることは読解力の基礎
漢字が読めないと教科書をスラスラ読むことができません。
意味をくみとる前に漢字でつまづいてしまうのです。
国語の教科書だけでなく、算数・理科・社会においても同じ。
漢字が読めないだけで学習に支障が出てしまうのです。
逆にいえば、漢字が読めれば読解力が上がり、成績自体が上がるのです。
小学生の漢字一覧表
新学習指導要領になり、小学生で習う漢字が1006字から1026字に20字も増えています。
主な変更点は以下の通りです。
1〜3年は以前と変化はありません。
4〜6年は大きく変化しています。
4年の社会で47都道府県を習う関係で、以前は中学校で教えていた都道府県に使う漢字が4年生におりてきています。
その関係で、以前は4年で習っていた漢字が、5,6年に移動しています。
1年の漢字
1年生では80字習います。
2年の漢字
2年生では1年生のちょうど倍の160字の漢字を習います。
3年の漢字
3年生では、200字とさらに増えていきます。
4年の漢字
4年生では、以前は200字でしたが、現行の指導要領では202字になりました。
都道府県の漢字が20字4年生に入り、以前習っていた漢字の一部が5,6年生へ移動しています。
都道府県の漢字が加わることにより一気に難しく感じます。
5年の漢字
5年生は193字になります。
6年の漢字
6年生は161字と少ないですが、難易度は高いです。
楽しく漢字学習(書き取りだけじゃない)
本題の漢字学習に入っていきます。
漢字学習は反復がものをいいます。
漢字だけではなく、何かを暗記するときは3日ごとなど忘れそうなタイミングでほどよく復習することによって記憶に定着します。
科学的に正しい学習方法はこちら
そのときに何らかの「アウトプット」をすることが大切!
私ももちろん「書き取り」の宿題を出すのですが、それだけでは子どもは漢字が嫌になってしまいます。
教室で楽しく漢字学習をする方法をお伝えします。
①漢字ドリル音読
まず漢字を習うときですが、いきなり「空(そら)がき」や漢字ドリルへの書きこみをさせていませんか?
それでは子どもが何もわからず手を動かすだけになってしまい、せっかくの学習が台無しです。
まず指導者が今日習う漢字の説明をした後で、児童に今日習った漢字ドリルの漢字の読み・部首・用例・漢字のなりたちなどを音読させます。
宿題で漢字ドリル音読を出すこともありますが、できれば授業中にみんなでやる方が望ましいです。
なぜなら一体感を持って漢字学習ができるからです。
漢字をすらすら読めるようになるので、教科書も読みやすくなる効果もあります。
②先生に並んで筆順チェック
こちらは「空(そら)がき」のアウトプットです。
「空(そら)がき」とは、空中で、聞き手の指を使い、漢字の書き順通りに書いていくやり方です。
ノートに鉛筆で書くよりもはやいスピードで何回も筆順を学習することができるので、やっている先生も多いのでは?
漢字学習は、書き順もとても大切です。
習字をするにしても筆順どおり書いた方がきれいに書けます。
【筆順チェックのやり方】
②子どもたちが先生のところへ並び、順番に「空がき」をして先生に筆順チェックをしてもらう。
③先生は、筆順が合っていたら「合格!」と言い、漢字ドリルのその漢字の上にシールを貼る。(ここはスタンプでも何でもいいです)
いきなり漢字テストをするだけでなく、筆順のミニテストといったところでしょうか?
先生の「合格!」「もう一回!」で盛り上がり、子どもたちの漢字学習のハードルが下がること間違いなしです。
③班対抗部首クイズ
こちらは漢字学習をゲームにしました。
国語が早く終われそうなときなど、ホワイトボードやいらない裏紙を班に1枚配り、「部首クイズ」をしていきます。
【部首クイズのやり方】
②子どもたちには班の友達で協力して(1人ずつ順番に書かせてもいいし、子どもの実態に合わせ変えてください)漢字を書いていかせる。
③先生が時間をはかり、ストップをかけ、一番多く漢字を書けていた班が優勝。(漢字が正しいものかは先生がチェックする)
「さんずい」や「きへん」など思いつきやすい部首からやると、漢字が苦手な子どもも楽しめます。
漢字学習の注意点
漢字学習の注意点があって、「書き取り」のさせすぎは注意しましょう、ということ。
「書き取り」がめんどくさすぎて一行分の部首だけ書いて、また右のところを書くなどおかしなことをしている子どもが必ず出てきます。
私も子どもの頃やっていたのは内緒です。
そうなると
「手がつかれる」
「早く終わらせたい」
となってしまい、逆効果なんです。
まとめ
漢字学習は何度もアウトプットし、忘れた頃に脳に思い出させる作戦が効果的です。
「漢字が読めると、本を読むのも楽しいな!」
「空がき1回で合格したい!」
「先生、部首クイズしよう!」
こんな声が聞こえたら作戦大成功です。
大人(先生)も子どもも楽しく学習していきましょう。
本記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます!!
読んでくださったあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。
1人では辛くなることも多いでしょう。
そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。
先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。
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