スポンサーリンク

【無料テンプレートあり】思考ツール×国語の授業【クラゲチャート】

授業力

このような悩みをお持ちではないですか?

・最近思考ツールの話をよく聞くけど、何のために使うのかわからない
・思考ツールを授業にどう活用すれば良いかわからない
・無料で思考ツールをダウンロードしたいな

プログラミング的思考を育むことの重要性が学校現場で叫ばれるようになってから、「思考ツール」を活用して行こう、という流れが強くなってきました。

今回はまずは思考ツールとは何か、ということを理解した上で、「クラゲチャート」の具体的な活用法について紹介します。

今回の活用法を参考に、先生方でも「どんな場面で使えるかな?」という想像力を働かせ、どんどん応用していっていただけたらと思います。

ご自身の活用例もコメント欄にてシェアしていただくと、他の先生方の学びにもなります。

アウトプットも兼ねながら、本授業をお楽しみください(^^)

動画で視聴したい方はこちら♪


本授業の内容

1時間目:思考ツールとは〇〇である
2時間目:クラゲチャートとは?
3時間目:クラゲチャート×国語の授業【活用例】
おまけ:クラゲチャート無料テンプレートダウンロード

以上のような内容で授業をお届けします。

✅筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・得意分野は?と聞かれたら「学級経営」と即答
・日本学級経営学会所属
・学級経営の軸は「自治力のあるクラス」
・現在、京都府公立小学校ICT活用アドバイザー

1時間目:思考ツールとは〇〇である

思考ツールとは、

「子どもたちが思考を整理するために活用する道具」

です。

あくまで道具なので、使うことが目的にならないように気をつけないと行けません。
例えば、スマホとガラケーを比較する場面。
スマホとガラケーの共通点や相違点などの特徴を頭の中だけで整理するのはとても困難です。
そこで活用するのがベン図。
左にスマホ、右にガラケーの情報を記入していき、中心にはそれぞれの共通点を書き込んでいきます。

 

すると、視覚的にスマホとガラケーの情報が整理でき、人に説明もしやすくなるのです。
状況や場面に応じて、「これを使えば便利だ」という使い分けをまずは先生が理解し、子どもたちに伝えてあげて欲しいと思います。

 

思考ツールには他にも、様々な種類があります。

 

子どもたちが日常的に必要な時に自由に手に取って使える環境を整備しましょう。

 

教室に引き出し式のプリントボックスを用意し、子どもたちが必要に応じて自由に手に取って使える状態がベストです。
主な思考ツール一覧
http://ks-lab.net/haruo/thinking_tool/short.pdfより

2時間目:クラゲチャートとは?

クラゲチャートは、自分の意見に経験や情報を整理して理由を言うときに便利です。
上記の図から引用すると、以下の通り。
クラゲチャート・理由づける・関係づける・要約する使い方クラゲの頭の部分に、自分の考え、答え、出来事や問題となる事象を記入する。
それらに対する根拠や原因などを足の円の部分に記入する。
5本の足すべてに記入する必要は無い。
また、増やしてもよい。
足の事項から頭の部分でまとめてもよい。

3時間目:クラゲチャート×国語の授業【活用例】

私は国語の物語文の授業でよく、
「〇〇ってどんな人?<人物像>」
「この物語の舞台ってどこ?」
といった子どもから出た問いについて話し合わせる際にこのクラゲチャートを多用していました。

5年生の物語文「わらぐつの中の神様」を例に活用場面を考えてみましょう。

子どもたちの書き込み学習を見ていると「ここってどこが舞台なんだろう」という疑問を書き込んでいる子がたくさんいました。

そこで
「物語の舞台はどこだろう」
という問いについて考えてみることになりました。(舞台は新潟県)

(この子どもの疑問から問いを作る、というところ、かなり大切にしてきました。)

まずは自分の考えをワークシートやノートにまとめます。

それを元に班で話し合いました。

クラゲの足のところに、それぞれが読み取った情報を書き込んでいきます。

このグループは「みったぐない」という方言に着目して思考していました。

また、作者の杉みき子さんの出身が新潟県、ということも根拠にして、舞台は新潟県である、と結論づけました。

このように、1人だと気づかなかったことも、友だちの気づきを共有して考えることで、思考を深めることができるのです。

あなたはどんな場面で活用しますか?

おまけ:クラゲチャート無料テンプレートダウンロード

コメント

タイトルとURLをコピーしました