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【田中博史先生から学ぶ】 子どもが変わる授業 ②【学級経営の視点も交えて】

授業力

このような悩みをお持ちではないですか?

・子どもが授業中に全然発表しない
・勉強嫌いな子にどうアプローチすればいいのだろう
・教材研究はどうすればいいのだろう

先日、某小学校の校内研究会に参加させていただきました。

そこで元筑波大学附属小学校副校長の田中博史先生の講演をお聞きしました。

今回は、そこで聞かせていただいたお話と、私が11年間現場の教師として学んできたことを合わせて考察をしていきます。

今回は前授業の続編となります。

先にこちらの授業をご覧ください。

ぜひ最後まで本授業をお楽しみください。

本授業の内容

1時間目:あなたは学びが楽しいですか?
2時間目:子どもの「困り方」を知る
3時間目:あなたのクラスのスターは誰?

以上のような内容で授業をお届けします。

✅本日の参考文献


楽天:子どもが変わる授業/田中博史著
Amazon:子どもが変わる授業

筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・得意分野は?と聞かれたら「学級経営」と即答
・学級経営学会所属
・学級経営の軸は「自治力のあるクラス」
・筑波大学附属小学校「算数サマーフェスティバル」に10年間参加
・田中博史先生主宰「授業・人・塾」

動画で視聴したい方はこちら♪

1時間目:あなたは学びが楽しいですか?

楽しい授業をしたい。

先生たちとの会話でよく耳にする言葉です。

そんな思いをお持ちの先生には、「まずは自分が、日々学びを楽しむこと」が大切です。

なぜなら、子どもたちにとって楽しい授業をデザインするためには、自分自身が学びを楽しんだ経験が必要だからです。

野球を観たりプレイしたことのない人が、野球の楽しさを伝えることはできませんよね。

ましてや、野球を楽しめる場をデザインすることなんて到底できません。

これは授業においても同じなのです。

みなさんは、これまで「学び」の中でどんな時に楽しいと感じてきましたか?

最近のことでもいいし、幼少期のことでも構いません。

私は

・小学校の体育のサッカーの時間。
 リーグ戦で勝ち抜くために休み時間や放課後も友だちと作戦会議をして優勝できたこと。
・中学生の数学で、一人では解けない問題を友だちと議論しながら解答までたどり着いたとき
・読書を通じて、目の前の問題の解決の糸口が掴めたとき
・読書を通じて、新しい知識や考え方、価値観に出会ったとき

こんな感じのことが思い浮かびました。

確かに、これまで学びが楽しいと感じてこれなかった先生もおられるかもしれません。

その場合、楽しい授業をデザインできず、子どもたちにとってもその先生にとっても辛いことになります。

しかし、それならそうと、子どもに教える前に大人が今一度「学びそのものを楽しむ経験」をすればいいのです。

もっというなら、授業を通して、子どもたちと一緒に価値観を変えて学び直せばいいのです。

指導ばっかり。
指示ばっかり。

そんな大人と過ごす時間は楽しくありません。

先生自身がまずは学びを楽しむ。

そして、子どもと共に学びを楽しむ。

そんな姿勢で授業をしてくれる先生を子どもは好きになり、授業が楽しい時間となるでしょう。

2時間目:子どもの「困り方」を知る

子どもは授業中、大小様々なことに困っています。

楽しい授業をしたいと思われる先生は、まず子どもの「困り方」を丁寧に見取る努力をすることをお勧めします。

楽しい授業をデザインするには、子どもが何にどのタイミングで困っているかを知ることがとても大切だからです。

私たちはよく「わからないところがあったら聞いてね」という言葉をよくかけますが、そもそもどこがわからないのかが、わかっていない子も多いです。

授業中には

・子どもの表情
・小さなつぶやき
・首をかしげるなどの小さな仕草

これらの表現から子どもの困り感を見取ることができます。

とにかく注意深く子どもを観察し、授業を通して対話を重ねていくしかありません。

「千里の道も一歩から」

なかなかすぐに、的確に子どもの困り感を見取れるようにはなりません。

私も11年間授業をしてきましたが、未だに見取り切れていないな、という場面がたくさんありました。

だからこそ、大切なのは

子どもの心の声に耳を傾ける
子どもに意識を向けて授業を行う

という意識だと思います。

3時間目:あなたのクラスのスターは誰?

あなたの授業中にいつも活躍しているのはどんな子ですか?

授業中に手を挙げて発表し、授業中活躍している子が既に塾や家などの学校外で先に知識を得た子たちであるなら、注意が必要です。

本来私たちが寄り添うべきは、学校の授業で初めて色々なことを学ぼうと教師を信じて毎日学校に来ている子たちです。

先生が教えてくれるから大丈夫!と信じて学校に来たにも関わらず、先生が塾などで予習をしてきている子を中心に授業を進めると、

・塾や家で先に解き方を習っておかないとダメなんだ
・初めから正解を言わないといけないんだ

ということを案に教えることになります。

これはヒドゥンカリキュラム(隠れたカリキュラム)として子どもたちの意識に植え付けられ、学びを楽しめない要因となります。

だから、私たちは授業をデザインする上で、先生を信じてまっさらな状態で授業に臨んでいる子たちを大切にするという意識が必要であるのです。

Hands holding finish word in balloon letters

本授業を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!

授業と学級経営の悩みは、常に先生方の頭の中にあるものだと思います。

私はこの「となりの学級経営」を通じて、学級経営を軸に発信をしています。

その根っこには、授業を初めとした

「あらゆる教育活動は学級経営がベースとなる」

という思いがあります。

田中博史先生の「子どもが変わる授業」のお話では、算数授業をテーマにしつつ、学級経営の根本を問い直す内容であると感じています。

次回もこのテーマの続編です。

お楽しみに!

正しい知識と考え方を身につけた上で、どんどん行動、どんどん実践していきましょう。

そして、それを共に継続していきましょう!!

学ぶ意欲の高いあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。

1人では辛くなることも多いでしょう。

そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。

先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。

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