✅このような悩みをお持ちではないですか?
・板書をするときに大切なことはなんだろう
・字が汚いから板書に自信がない
板書は、教師である以上必ず行っていることの1つですよね。
本授業では、このような悩みをお持ちの先生へ、板書をする上で大切なことを数回に分けてお伝えします。
ぜひあなたの板書への不安を解消するお手伝いができればと思います。
✅本授業の内容
2時間目:板書に書くことは3つだけ
以上のような内容で授業をお届けします。
✅筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・専門分野:学級経営
・学級経営学会所属
・話で子どもを惹きつけるのが得意
・「授業・話がおもしろい先生」と好評を博す
1時間目:板書って何のためにするの?
板書って何のためにするんだろう。
若い先生方を中心に、このような悩みをよく耳にします。
その問いに関する答えは、
「板書は子どもの思考のためにある」
ということです。
つまり、板書は子どもの思考を深めるためにあります。
教科書に書いていることをただ書き写したりしても意味はありません。
教科書に書いていることは教科書を見ればわかるからです。
確かに、みんなで考える問題文などは板書しておいた方がわかりやすいでしょう。
ただ、これもあくまでみんなで共通した問題について思考を深めるときに便利だから書くのです。
問題文を書くこと自体に意味はありません。
何のために書くのか。
そこをはっきりと意識した上で板書を書いていくことが大切です。
では、具体的に何を書けばいいのでしょうか。
2時間目:板書に書くことは3つだけ
板書に書くことは3つだけで大丈夫です。
2、みんなで考える問い(問題文)
3、子どもたちの思考(考え、意見)
板書はあくまで子どもたちの思考の場です。
もっというと、子どもたちが思考を深めるための「メモ」です。
確かに、
授業の最後に必ず「まとめ」を書きましょう
と決めている学校もあるでしょう。
それに対する答えは、書いてもいいし、書かなくてもいい、です。
「まとめ」を書くことが目的になっているのであれば、それは教師が「見栄え」のいい板書をするために書いているモノなので、子どもたちにとっては不要です。
研究授業などでよく見かける光景です。
時間に終われ、最後に教師が自分で板書計画に載せていたまとめを書いて無理矢理授業の体をなす。
私も何度もやってきました💦
まさに見ている先生方への「見栄」ですよね・・・。
一方、子どもたちの思考の終着点が定まらず、子どもたちが必要であると感じている場面では、みんなで着地点の確認をするために、まとめを板書することがあってもいいでしょう。
このように、板書の主語はあくまで子どもです。
そして、板書は子どもたちの思考を深めるためにあるモノです。
そうすると、何を書けば良いのか、何を書かなくても良いのかが見えてくるのではないでしょうか。
一度、ご自身の板書を写メでとって見返して見てください。
そして、子どもの思考のために書かれているものと、教師の「見栄」のために書かれているものに分けてみてください。
私の場合、そうして残ったのが、今回ご紹介した「3つ」です。
大切なのは、子どもにとってどうすれば思考が深まる板書になるのか。
それを考えて、日々試行錯誤することに他なりません。
本授業を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!
今回は、多くの先生方が一度は悩んだことがある「板書」について解説をしてきました。
しかし、それらの多くの場合目的が「見栄え」や、教師の「見栄」に寄ってしまっている現状をよく目にしてきました。
大切なのは、子どもたちの思考を深めるためのツールであるという認識と、その前提に立って、1人1人の先生方が日々考えて試行錯誤をすることです。
正しい知識と考え方を身につけた上で、どんどん行動、どんどん実践していきましょう。
そして、それを共に継続していきましょう!!
学ぶ意欲の高いあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。
1人では辛くなることも多いでしょう。
そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。
先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。
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