・私が授業で行っている学習方法って正しいのかな。
・子どもたちの学力がより定着する学習方法ってないかな
・子どもたちに正しい学習方法を教えてあげたい。
本授業では、このような悩みの解決をサポートします!
【学習効果激増】科学的に効果的と証明された「教えるつもり学習法」3選【生涯使える学習法】
1時間目:ラバーダック学習法〜汎用性抜群!!〜
2時間目:低学年教授法〜お兄さん、お姉さん心を刺激〜
3時間目:グループゲーミング学習法〜グループで楽しく〜
・小学校教諭として11年間勤務
・専門分野:学級経営
・学力を定着させるコツを地域の研修会で発表した経験有り
・ほぼ毎日定時帰りを貫く(もちろん仕事もちゃんとやってます笑)
今回は、以前別の授業でお伝えした学習法の中から、「教えるつもり学習法」について詳しく解説をします。
過去の学習法の授業はこちらをチェックしてみてください。
今回も、この書籍を参考文献として、解説していきます。
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より詳細に学びたい方はぜひチェックしてみてください。
1時間目:ラバーダック学習法〜汎用性抜群!!〜
「ラバーダック」とは、アヒルの形をしたおもちゃです。
1つ目の学習法は、「ラバーダック学習法」です。
これは「アヒルに教えるつもり」で、学習し、実際にアヒルに説明する、という学習法です。
学習する際に、「後で誰かに教えるつもりで学習すると、主体性が発揮され、学習効果が上がる」と以前の授業で紹介しました。
しかし、説明する相手は「人でなくても良い」のです。
何か自分が好きなぬいぐるみでもいいし、好きなアニメキャラクターのポスターに語りかけてもいい。
今は学校現場でも、コロナの影響で話し合い活動などを制限されている学校も多いことかと思います。
「ラバーダック学習法」なら、紙に好きな動物を書いて、それに向かって説明する、という活動も可能です。
効果を疑う人がいるかもしれませんが、シンガポール国立大学による実験で、見知らぬ人物の写真に向かって学習した内容を説明したグループは、理解力が高まり、1週間後に行なったテストの成績も良い傾向があったそうです。
このように、誰かと教え合うことが難しい状況でも、活用できる汎用性の高い学習法です。
また、この学習法は、家で一人の時にも活用できます。
「苦手」
と思っている子でも、これなら家でも気軽にできます。
自主学習の際にも、有効だよ、と教えてあげることで活用する子が出てきます。
「教えるつもり学習法」の中でも、説明する相手が人ではなく、モノでも同様の学習効果が得られるという点で、使い勝手が良いのが「ラバーダック学習法」です。
2時間目:低学年教授法〜お兄さん、お姉さん心を刺激〜
2つ目の学習法は、文字通り「低学年に教えるつもり」で学習する、というものです。
自分より年下の子に伝える時には、「よりわかりやすく説明しなければいけない」という思考が働き、より主体性が発揮されるからです。
年下の子に教えようと思うと、「どう伝えたらわかりやすいかな?」といった、相手意識が生まれ、より深く理解しようと考えます。
私は、高学年を担任した際、「低学年教授法」を算数の時によく使っていました。
「今の考え方を、低学年の子に伝えようと思ったらどう伝える?」
こう問いかけると、6年生の子たちの表情が「お兄さん、お姉さんモード」に切り替わり、子どもたちの間で自然と話し合いが深まることがよくありました。
ちなみに、わかりやすい説明には大きく2つのポイントがあります。
②相手が知っている知識を使う
1つ目の比喩表現は、いわゆる例え話です。
年下の子でもわかる例え話を加えることで、説明がよりわかりやすくなります。
2つ目は、年下の子が知っているであろう知識を使って説明する方法です。
低学年でもわかるように、「鬼滅の刃の主人公、炭治郎だったら・・・」という使い方です。
自分のよく知っている知識を例に出して説明してもらうと、相手の理解度は格段に上がります。
他にも、社会の歴史の学習では、様々な歴史人物を学習します。
「豊臣秀吉ってどんな人か、1年生に説明するならどうする?」
こんなテーマで、まとめを兼ねた復習を行なったこともあります。
低学年の子たちがこの学習法を使うなら「保育園の子に伝えるなら」と、相手を変えて構いません。
自分より年下の子に「教えるつもりで学習する」という方法は、授業中にも取り入れられる効果的な学習法です。
3時間目:グループゲーミング学習法〜グループで楽しく〜
3つ目の学習法は「グループゲーミング学習法」です。これは、学習範囲を決めて、後でお互いに教え合う、という学習法です。
以下のような手順で学習を行います。
2、教え合う範囲を決めて、それぞれが個別に学習する
3、本番の日が来たら、参加者の全員に番号を割り振る
(3人なら、1〜3までの番号を割り振る)
4、学習してきた問題からランダムに問題を選ぶ
5、サイコロを振って出た数字の参加者が問題を説明する
この手法を使うと、「全ての範囲を説明できるようになっておかなければならない」といった意識が働くため、自然と学習の緊張感が高まります。
例えば、算数のテスト前に、復習するときの活用例を挙げてみます。
パターンの異なる問題が3問あります。
これを範囲として、3人で期間を決めて学習を行います。
当日、他の2人に説明できるよう、準備をしてくるよう伝えます。
すると、担当した問題は自分が責任を持って解説できるようにしておかなければならないので、適度な緊張感が保てて、学習効果が上がります。
自分の番がきて、無事教え切れたら、ゲームクリアです!
学期末の、まとめテスト前の復習時などに活用すると効果的な学習法です。
ぜひ試してみてください!
本記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます!!
読んでくださったあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。
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