本授業は、前半、後半の授業に分かれています。
前半の授業をまだ受けられていない方はこちらからぜひチェックしてみてください。
✅本授業の内容
2時間目:生徒指導は待ち伏せ(前時)
3時間目:伝える内容を準備しておけば怖くない(本時)
4時間目:生徒指導は最高のチャンス(本時)
今回は、3時間目、4時間目の授業を行います。
3時間目:伝える内容を準備しておけば怖くない
前半の授業では、「待ち伏せの生徒指導」を4月から意識して行うと、学級経営の理念の共有が子どもたちとなされ、とても効果的であると解説しました。
生徒指導の際に、どんな指導をすればいいのか、どんな言葉をかければいいのかわからなくて不安、と感じることもあると思います。
でも大丈夫です。
伝える内容を準備しておけば、もうすでにあなたの伝えたいことは整理されているので、自信を持って指導に当たれるからです。
例えば、前時にも挙げた例ですが、私は学級経営の軸に「自治」という考え方をおいています。
いかなる場面でも、自分たちで考えて、行動して欲しいと願っているからです。
そこで、私は「自分たちで考えて行動できていない場面」として、毎年4月には初めての体育の授業、という場面で「待ち伏せ」をしていました。
クラスにとって、初めての体育では、まず何をしていいかわからず、大抵私語をしたり遊んだりする子がいます。
つまり、「次に何をしたらいいか」を考えられていない場面ですよね。
ここを逃さず、指導をするわけです。
あらかじめ「自分たちで考えて行動できるクラスになって欲しい」という願いを伝えることが目的だったので、そのことを素直に伝えます。
もちろん、初めての体育の時間にも関わらず、準備体操を始めていたり、授業で使う道具を自分たちで準備できていたら、「自分たちで考えて動けたこと」を存分に価値づけてあげましょう。
褒めるのではありません。
価値づけるのです。
学級開きが間もない4月ほど、「待ち伏せの生徒指導」、そして伝えたいあなたの学級への思い、理念をしっかりと整理しておくことで、自信を持って生徒指導にあたることができるのです。
4時間目:生徒指導は最高のチャンス
最後にお伝えしたいのは、「生徒指導は学級経営において最高のチャンス」ということです。
学級経営において、あなたと子どもたちとの間で目指す学級像の共通認識を持っておくことは必須だからです。
日常的にあなたの想いを伝えながら、子どもたちの想いも聴く。
そして、生徒指導の場を活用してさらに理念の共有を図る。
この繰り返しで、少しずつ子どもたちとの間に目指す学級像が共通認識されていき、同じ方向を向いて走っていけるのです。
確かに突発的に起こる問題もあるでしょう。
しかし、特に4月は意識的に待ち伏せの生徒指導を行うことで、クラスに「大切にすべきこと」の理解が浸透します。
結果として、子どもたちの中にも「判断の軸」ができることになります。
生徒指導の場面を、この「判断の軸」を形成するチャンスと捉えると、前向きに指導に当たることができます。
私の経験上、「判断の軸」を子どもたちが共通理解できていると、多くの問題行動は子どもたちの間で制止され、こちらが指導しないといけない場面は限られてきます。
生徒指導は1年間継続して行うものですが、4月の待ち伏せの生徒指導を徹底しておくことで、その後の生徒指導する場面が激減するのです。
生徒指導の場面を、「めんどくさいな」、「大変だな」とマイナスに受け止めるのではなく、「学級経営を充実させるチャンスだ!」と捉えて日々臨ことで、あなたの心もきっと軽くなるはずです。
本授業を最後まで受けてくださり、本当にありがとうございます!!
受けてくださったあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。
1人では辛くなることも多いでしょう。
そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。
先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。
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