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【先進国最下位?!】 子どもの自己肯定感を上げる方法3つの方法 【学級経営から迫る!】

学級経営

このような悩みをお持ちではないですか?

・クラスの子の自己肯定感が低い
・どうやったら自己肯定感が高まるかわからない
・子どもの自己肯定感を上げてあげたい

私も11年間教師をしてきた中で日々感じていましたが、自己肯定感が低い子が多いですよね。

本授業では、学級経営の視点から「子どもの自己肯定感を上げる3つの方法」について解説をします。

本授業の内容

1時間目:「勝ち癖」よりも「価値癖」を
2時間目:Yes. No Questionを使わない
3時間目:感想を聞いてから励ます

以上のような内容で授業をお届けします。

✅本日の参考文献


楽天:子どもの自己肯定感UPコーチング [ 神谷和宏 ]
Amazon:子どもの自己肯定感UPコーチング

筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・得意分野は?と聞かれたら「学級経営」と即答
・学級経営学会所属
・学級経営の軸は「自治力のあるクラス」
・「自分大好き!」と胸を張って言える子を育てたい

※自己肯定感とは
※日本の子どもの自己肯定感が低い理由
については、こちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

1時間目:「勝ち癖」よりも「価値癖」を

まず、自己肯定感が低い子どもたちに伝えてあげたいことがあります。

それは「比較対象は他人ではなく、自分自身である」ということです。

人は、周りの人と比べて、自分を差し引くことで自己肯定感を自分自身で下げていくからです。

比較対象は他人ではなく、

「昨日の自分、今の自分、そして未来の自分」

であることを意識して、常に「自分の価値を高めること」が大切です。

例えば、日本の中で身長180cmの人って、どんな印象を持ちますか?

おそらく、「背がかなり高い人」ですよね。

これは日本の平均身長が約170cmであることからもそう感じるでしょう。

では、この180cmの人がアメリカに行ったらどうでしょうか。

おそらく、「平均的な身長の普通の人」となります。

なぜなら、アメリカ人の平均身長は約175cmだからです。

つまり、他人と比較することは、環境によってモノサシが変わるということです。

確かに、他人と比べて勝ち負けを決めてしまう「勝ち癖」は簡単には直すことは難しいでしょう。

しかし、子どもたちがクラスの中の友だちと比べて自分を差し引くことは、「教室」という狭い環境の中での比較に過ぎません。

環境が変わればまた周りの人が変わり、モノサシが変わります。

環境に左右されて自分の自己肯定感が上下することは、精神的にとても不安定な状態になってしまいます。

だからこそ、環境が変わってもモノサシが変わらない、「過去の自分」「未来の自分」と比較し、自分の成長を「価値づける癖」をつけることが大切なのです。

ぜひ、あなたのクラスの子たちにも話してあげてください。

心が救われる子が必ずいるはずです。

2時間目:Yes. No Questionを使わない

2、3時間目は、学級経営における関わり方の技術的な内容をお伝えします。

2時間目はYes. No Questionを使わない」ことが大切だということを解説します。

何かを指導する際、「はい」「いいえ」で答えられる質問を子どもに投げかけることは、

質問の形をした指示、命令

だからです。

例えば、朝遅刻してきた子がいたとします。

「今日も遅れてきたのか。今日は遅刻しないと約束したじゃないか。昨日した約束は嘘だったのか?」

その子に対して、このように問いかけたとします。

この問いに対して子どもは「はい」か「いいえ」でしか応えられません。

これがYes. No Questionです。

これでは、子どもは心を閉ざしてしまうのではないでしょうか。

子どもの事情や、思いを聞き出すためには、5W1Hで問いかけましょう。

「なぜ遅れたの?」
「遅刻しないように頑張るって昨日言ってたけど、どうしたの?」
「何かあったの?」

このような問いかけをすると、子どもなりの事情を話します。

確かに、「叱らないとまた同じことを繰り返すじゃないか!」と感じるかもしれません。

しかし、学級経営で大切なのは子どもと関係を紡ぎながら、成長をサポートすることです。

その子が「昨日の自分」よりも成長できるように、その事情によって、同じ失敗をしないようにどうすれば良いのかを一緒に考えてあげればいいのです。

3時間目:感想を聞いてから励ます

みなさんは、子どもに励ましや努力を認める言葉をかけるのは得意ですか?

ここでは、「感想を聞いてから励ます」という方法を紹介します。

教師は、目に見える子どもの頑張りに対して言葉をかけがちです。

そうすると、時に子どもが認めてもらいたいポイントとずれてしまうことがあるからです。

例えば、クラスでお楽しみ会をしたとします。

実行委員のみくさんは、当日の運営、司会進行を友だちと協力して見事にやり抜きました。

お楽しみ会も大成功。

クラスの子たちも満足そうです。

こんな状況の時、あなたはみくさんになんと声をかけますか?

おそらく多くの方が

「いい司会だったよ!」
「みんなとても楽しそうだったね。ありがとう。」
「自分たちで運営もやり抜けて素晴らしいね。」

などのように声をかけるのではないでしょうか。

そこでいきなり励ましの声をかけるのをグッとこらえて

「今日はありがとう。今まで準備もしてきてどうだった?」

と感想を聞いてみます。

すると

「司会進行の台本を自分たちで考えるのが一番大変だった」

と言ったとします。

つまり、みくさんが認めて欲しいのは、当日の運営についてよりも

「司会進行の台本を自分たちで作ったこと」

なのです。

もちろん、いきなり励ましの言葉をかけることも、肯定的な言葉がけなので子どもは嬉しいでしょう。

しかし、せっかくならみくさん自身が一番努力した、認めて欲しいと感じているポイントに声をかけてあげたい

すると、「先生、わかってくれている」というように、さらに関係を深めることもでき、みくさん自身の自己肯定感もさらに高めることができます

励ましの言葉をかける前には、ぜひ感想を聞いて、子どもが認めてもらいたいポイントを聞き出して声をかけてみてください。

Hands holding finish word in balloon letters

本授業を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!

日本の子どもたちの自己肯定感が低いことは、実は大人の自己肯定感が低いことが影響しています。

子どもたちと一緒に、私たち大人も、「失われた自己肯定感」を取り戻していけるといいですね。

次回は、自分自身で自己肯定感を上げるセルフコーチングについて解説をします。

正しい知識と考え方を身につけた上で、どんどん行動、どんどん実践していきましょう。

そして、それを共に継続していきましょう!!

学ぶ意欲の高いあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。

1人では辛くなることも多いでしょう。

そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。

先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。

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