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【教師の働き方決定版】定時で帰る小学校教師が実践する仕事術4選〜日常編〜【実践編①】

学級経営


先生方の悩み

・定時に帰りたいけど、仕事が多すぎて無理・・・

・定時に帰りたいけど、どうしたらいいかわからない

・定時に帰る具体的な仕事術を知りたい

このような先生方のために、本授業では、定時で帰るための具体的な仕事術を解説します。

本授業は、マインド編をベースとした、実践編となっております。

定時に帰る仕事術を身につけるためには、土台となるマインドを持つことが必要不可欠。

まだ前回の授業が未履修の方はぜひ先に、補講を受けてきてください。

定時で帰る仕事術における、考え方の軸をはっきり持つことにより、あなたが職場で行動に移すためのハードルがグッと下がるはずです。

» https://classmanagement.tech/work_life/

✅本日の授業内容

【定時で帰る小学校教師が実践する仕事術4選〜日常編〜】

1時間目:1ヶ月間の仕事を見通してみる

2時間目:自分でなくてもできる仕事はいたしません!!  

3時間目:リストアップした仕事に優先順位をつける  

4時間目:定時になったら、さようなら

今日の授業のまとめ

 

✅筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・得意分野:学級経営
・仕事の仕方が掴めず、帰る時間は平均20時超え
・仕事効率化に向けて行動し続け、定時で帰る仕事術を編み出す。

このような私が、具体的な「定時で帰る仕事術」について解説していきます。

それでは、気をつけ、礼。

定時で帰る仕事術〜日常編〜

1時間目:1ヶ月間の仕事を見通してみる


毎日の仕事を効率よくこなしていく上で、まずは1ヶ月という長期スパンで仕事を俯瞰することが大切です。

この視点がないと、日々の仕事が行き当たりばったりとなり、重い仕事が残った日は帰るのが遅くなってしまうからです。

とはいえ、大きな行事や研究授業など、負担の大きくなりそうな仕事をざっくりと把握するだけでO Kです。

あなたの放課後の時間を奪う、多くの雑務が、この大きな行事などに向けた準備のはずです。

計画的に、仕事をこなし、定時で帰るために、まずは1ヶ月間の仕事の見通しを持ちましょう。

2時間目:自分でなくてもできる仕事はいたしません!!


1ヶ月間の仕事をざっと把握できたら、次はその仕事を以下の2つに仕分けます。

①自分でなくともできる仕事

②自分でないとできない仕事

まず①の仕事について整理をしましょう。

ここからが重要です。

「自分でなくてもできる仕事はいたしません!!」

くらいの強い気持ちを持って、「自分でなくともできる仕事」をやらないようにします。

 

例えば、学年にまたがる仕事や、校務分掌の仕事。

とにかく周りの先生と協力して仕事を分担しましょう。

同じ学年の先生、同じ分掌の先生。

「全て自分がやらなければならない」という考えを捨てて、とにかく、分担、依頼をしていくのです。

あなたが分掌の主任ならば、提案の作成など、核となる部分は自分で行い、後の枝葉の部分は全て

 

周りの先生に任せるのです。

 

確かに、急に「これ今日中にやっておいてください」とお願いすると、相手もムッとするでしょう。

そうならないために、

学年にまたがる仕事なら、学年会で、
分掌の仕事なら前もって部会を開いて、

事前に仕事を分担しておくのです。

そうすると、急にお願いされた感もなく、お互い気持ちよく仕事を進めることができます。

まず重要なことは、

「自分でなくてもできる仕事」は、できるだけしないようにする

ということです。

周りの先生方ともうまく役割分担をして、協力しながら仕事を進めましょう。

 

3時間目:リストアップした仕事に優先順位をつける

さあ、「自分でなくともできる仕事」を処理したら、次は、

「②自分でないとできない仕事」に注力しましょう。

1ヶ月先の仕事までざっくり把握できていれば、その日にやるべき仕事も逆算して計画的に取り組むことができます。

前日の放課後、帰る前に、次の日の「仕事リスト」を作っておきます。

私も難しい時は、その日の朝にやっていた時もありますが、朝って何かと忙しいですよね。

焦った気持ちでリストアップすると、私の場合は見落としが多かったので、前日にしていました。

これは、放課後、あなたが帰るまでに済ませないといけない仕事全てです。

その日に「やらないといけない仕事」がはっきりしていると、朝から見通しを持って仕事に取り組めるからです。

「これって別に、放課後、帰るまでにやるべきことをリストアップしてもいいんじゃないの?」

 

と思われた方もいるかもしれません。

 

しかし、結論から言うと「ダメ」です。

 

先生方の放課後は、定時まで何分間ありますか。

 

毎日6時間目まであるとすると、子どもたちが帰るのは16時前後でしょう。

そこから課題が終わっていない子たちを残して学習補助などを行うとなると、仕事に手をつけられるのは16時半を過ぎることも多いと思います。

17時を定時とすると、残り30分でリストアップした全ての仕事を終わらせなければなりません

これは、どれだけ仕事をこなすのが速いスーパーティーチャーでも難しいでしょう。

放課後から、放課後の仕事に手をつけるから定時に帰れないのです。

じゃあ、いつするのか。

子どもたちがいる時から、手をつけるのです。

 

「!?!?!?!?!?!?!」

 

この部分の詳しい話は別の記事で解説します。

まずは仕事をリストアップしましょう。

話を戻します。

次は、リストアップした仕事に優先順位をつけていきます。

優先順位をつけておくことで、どの仕事から手をつけるか考える労力を省け、またその選択に要する時間も省けるからです。

どの仕事から手をつけるかという判断に要する時間なんて、些細なものに感じるかもしれません。

しかし、仕事中は、このような小さなムダ時間が積み重なり、膨大な残業時間となっています。

まさに、「ちりも積もれば山となる」です。

では、具体的にリストを作ってみましょう。

・学級通信
・明日の授業の準備
→国語 ワークシート印刷
→算数 子どもたちが手元で作業する図形の書いてあるワークシート印刷
→理科 理科室で実験の準備
・いじめアンケートの集計
・今月の出席簿の提出

私のとある1日のメモリストです。
実際はもう少し項目があったのですが、今回はこれだけに絞って考えます。

次に、書き出した仕事に優先順位をつけて、高いものから手をつけていきます

この際、「遅れると人に迷惑をかけるもの」からまずは手をつけていきましょう。

教務の先生に提出する書類や、各分掌の先生から期限を設け、提出をお願いされているもの。

これに遅れると、その先生の仕事が進まず、人の時間を奪うことになるので要注意です。

自分は定時に帰るのに、人に迷惑をかけていては、職場の先生と協力関係が築けないからです。

ここだけを常に頭に置いて、あとは、自分の中で大切にしたいことから優先度をつけて、手をつけていきましょう。

今回のリストでは、

・いじめアンケートの集計
・今月の出席簿の提出

の2つが遅れると人に迷惑をかける仕事だったので、これは最優先で定時までに終わらせます。

私は毎日7時40分ころに出勤していたので、この日、私は朝、子どもたちが登校するまでに、上記の事務作業を済ませました

もちろん終わらないこともあるので、その時は放課後に回します。

次に優先度が高いのは、

 

・明日の授業の準備
→国語 ワークシート印刷
→算数 子どもたちが手元で作業する図形の書いてあるワークシート印刷
→理科 理科室で実験の準備

です。

熱心な先生ほど、「子どもたちのための準備よりも、事務作業を優先?!」と感じられるかもしれません。

でも、私は、周りとの先生といかに協力して、仕事を効率よく行うか、を大切にしていたので、授業準備よりも、遅れると他の先生に迷惑をかける仕事を最優先にしていました。

そして、これが結果的に、長い目で見た時に、子どもたちにとっては大きなプラスとなると確信していたからです。

もちろん授業の準備もやり切ります。

ワークシートの印刷→朝子どもたちが来る前に済ませる
理科の準備→有志を募って、子どもと一緒に休み時間に準備をする

子どもたちの手も借りて、とにかくやるべきことを片っ端から終わらせていきます。
授業の準備を子どもたちと一緒に行うことで、コミュニケーションにもなるし、子どもたちの理科の道具などに関するリテラシーも高めることができます

メリットがたくさんあるのでオススメです!

こうすると、放課後にする仕事の残りは

・学級通信

のみです。

私は、定時に帰りながら、B4サイズで毎年100号を超える通信を出していました。

学級通信も私は、子どもたちがいる間、給食時間などの隙間時間があれば書いてしまいます。

子どもたちがいるときに書くことで、子どもたちの「ちょっと一言」などをその場で取り入れたりして、保護者の方に子どもたちの様子が、より伝わりやすい内容にすることもできるからです。

もし、朝に事務仕事が終わり、学級通信も放課後までに書き終われば、

放課後やる仕事は「0」です。

残っていても、朝終わらなかった事務作業と学級通信のみでしょう。

とにかく、「自分でないとできない仕事」をリストアップし定時までに終わるよう、空いている時間はフル活用して終わらせます。

授業の準備などは子どもたちにも協力してもらいながら、楽しくこなしていきましょう。

4時間目:定時になったら、さようなら


最悪、人に迷惑をかける仕事を済ませた後、定時までに書けなければ、学級通信は諦めてしまいます。

というか、これまでの流れのように仕事をリストアップしておけば、定時までに終わらなかった仕事は切り捨てても、支障はないはずだからです。

あなたの勤務時間は定時までです。

ここで終わっていない仕事はスパッと切り捨てて、帰りましょう。

「そんなこと言っても、終わっていない仕事を放って帰ったら、その残った仕事が明日以降に積もっていくじゃないか!」と思われた方もおられるかもしれません。

もし、定時の時点でスパッと切り捨てた仕事が、明日もやらなければならない仕事ならば、もう一度1〜3時間目の授業を振り返ってみてください。

人の迷惑になる可能性のある仕事は朝から最優先に取り組んでいるので、終わらせていることが多いでしょう。

もし、大きな行事などの仕事で、放課後にやらないといけないことが山積みなら、先生方との役割分担が不十分です。

2時間目の授業に戻り、あなたが取り組むべき仕事を見直す必要があります。

他にも、こんな時どうすればいいんだ〜!」というご意見、ご質問もあろうかと思います。

その際は、ぜひコメント欄にてご質問ください、

あなたの職場に応じた方法を一緒に考えましょう🌟

今回の授業のまとめ

Hands holding finish word in balloon letters

今回の授業は、「定時で帰る仕事術〜日常編〜」として、以下の内容で解説してきました。

復習しましょう!

1時間目:1ヶ月間の仕事を見通してみる
✅まず、1ヶ月という少し長期であなたの仕事を俯瞰しましょう!

2時間目:自分でなくてもできる仕事はいたしません!!
✅「①自分でなくてもできる仕事」と「②自分でないとできない仕事」の2つに分けましょう!

3時間目:リストアップした仕事に優先順位をつける
✅「②自分でないとできない仕事」の中で、今日やらないといけない仕事をリストアップし、
優先順位をつけましょう!

4時間目:定時になったら、さようなら
✅定時までに仕事を終わらせ、「さようなら!!」

とにかく時間できる、とういことが大切です。

教師の仕事は、「子どものため」という思いが根底にあるので、時間を意識しないと
キリがありません。

あなたの勤務時間は定時までです。
そこまでにできなかった仕事は、切り捨てる。

この覚悟を持って、日々仕事に臨みましょう!

本記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます!!

読んできださったあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。

1人では辛くなることも多いでしょう。

そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。

先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。

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