✅このような悩みをお持ちではないですか?
・思考ツールを授業にどう活用すれば良いかわからない
・無料で思考ツールをダウンロードしたいな
プログラミング的思考を育むことの重要性が学校現場で叫ばれるようになってから、「思考ツール」を活用して行こう、という流れが強くなってきました。
今回は「マトリクス」という思考ツールの具体的な活用法について紹介します。
「クラゲチャート」についてはこちら
今回の活用法を参考に、先生方でも「どんな場面で使えるかな?」という想像力を働かせ、どんどん応用していっていただけたらと思います。
ご自身の活用例もコメント欄にてシェアしていただくと、他の先生方の学びにもなります。
アウトプットも兼ねながら、本授業をお楽しみください(^^)
✅本授業の内容
1時間目:マトリクスとは?
2時間目:マトリクス×総合的な学習の時間【活用例】
おまけ:マトリクス無料テンプレートダウンロード
以上のような内容で授業をお届けします。
✅筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・得意分野は?と聞かれたら「学級経営」と即答
・日本学級経営学会所属
・学級経営の軸は「自治力のあるクラス」
・現在、京都府公立小学校ICT活用アドバイザー
1時間目:マトリクスとは?
https://www.youtube.com/watch?v=O86XaPMNnRY
思考ツール「マトリクス」とは、様々な選択肢の中から「評価して比べる」時に活用するものです。
マンダラートやブレインストーミングを活用して、意見を拡散した時に、たくさんの意見の中から実際に実行に移すものを絞り込むのに苦労したことはありませんか?
「僕はこれがいい」といった個人的な思いを元にした話し合いしかできない
このような状況を打破するのにとても有効なツールです。
2時間目では、具体的な場面を挙げて活用例を紹介します。
2時間目:マトリクス×総合的な学習の時間【活用例】
今回は、パラリンピックを広める方法を決めるにあたり、方法と条件を項目ごとに評価し、視覚的にもわかりやすく比較するために使用ている場面を紹介します。
縦軸は子どもたちから出たアイディアです。
横軸は、比較するための視点です。
横軸の項目については、子どもたちと話し合いながら、テーマごとに視点を設定します。
さらに、これらを数値で評価するために数値設定もしておきます。
◯=1点
△=0点
すると、「僕はこれがいい!」といった個人の主観ではなく、客観的に数値が最も高いものを選ぶことができます。
上記の板書から数値化すると、「身近な人に伝える」「HP・動画」が7ポイントとなります。
このように同ポイントで複数の候補が残った場合は、希望する方法に別れて活動を行えばいいでしょう。
「HP・動画」という方法を試したいグループ
クラス全体で客観的に思考を深められることで、全員が納得感を持ちながら意思決定を行えます。
おまけ:マトリクス無料テンプレートダウンロード
マトリクス
本授業を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!
思考ツールはあくまで「思考を深めるための道具」です。
思考ツールを使うのが目的ではなく、目標を達成するための道具として使う、ということを子どもたちにも意識をさせましょう。
今回の授業が皆さんのクラスの子どもたちの少しでも役に立てることを願っております。
今後も、日本中の先生たちと繋がれる様々な情報をお届けしますので、
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正しい知識と考え方を身につけた上で、どんどん行動、どんどん実践していきましょう。
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