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【学級経営でつまずかない】小学生の叱り方【大切なのは〇〇】

実践編

どの先生も、学級経営の中で一度は迷ったことがあるであろう子どもの叱り方。

・叱って嫌われたらどうしよう
・子どもの叱り方がわからない
・叱るのが苦手

このようなお悩みをお持ちの先生も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、以下の内容で授業を行います。

本授業の内容

1時間目: 叱り方は場面で分けていますか?
2時間目:子どもは叱ってくれる先生が好きです
3時間目:声を荒げる必要はない 

筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・専門分野:学級経営
・学級経営学会所属
・ほぼ毎日定時帰りを貫く(もちろんやるべきことを終わらせて
🌟

動画で視聴したい方はこちら♪

1時間目: 叱り方は場面で分けていますか?

叱り方は場面によって異なります。

毎回シビアな指導をしていると先生も子どもたちも疲れてしまうからです。

かといって、いざという時にしっかりと叱らないこともクラスやその子のために良くありません。

私は学級開きの際に、

これは絶対許さない

と宣言したことが破られたときは烈火の如く指導していました。

しかし、それ以外の些末なことは、

「これっ!」

くらいで軽くスルーします。

あまりにしつこく繰り返すのであれば話は変わってきますが笑

また、時にはユーモアで返す心の余裕もほしいものです。

指導しないといけないことも、ユーモアで返して笑いに変えることで案外釘を刺すことにもつながるものです。

私のクラスには以前、友だちにカンチョーし回るAくんがいました。

そこで

「人が嫌がることをするな!!」

と厳しく指導する選択肢もありますが、

みんなの前で

Aくんは、友だちの尻が大好きなんやね😊笑」

と笑顔で伝えると、周りの子たちから笑いの渦が生まれました。

すると、

「好きじゃなぁい!!」

と恥ずかしそうな反応を見せ、その後しばらくカンチョーすることは無くなりました。

やりすぎると、Aくんの居場所を奪ってしまうことにもなるので注意が必要です。

しかし、いかに笑いで返すか、という観点は長い目で見た時にクラスの雰囲気をプラスにする視点だと考えています。

2 時間目:子どもは叱ってくれる先生が好きです

案外、子どもたちはダメなことはダメ、と叱ってくれる先生が好きです。

これは、いざという時には、自分のことを守ってくれる、という安心感に繋がるからでしょう。

これまで担任してきた子たちの中にも、

「先生があの時叱ってくれたから、今の自分がある」

と言ってくれた子もいます。

何より、小学生で、そんな風に受け止められるってステキですよね。

たしかに、叱ることで、その子との関係が崩れるかもしれない、という心配もあるでしょう。

でも、叱ることは子どもたちと正面から全力で向き合っているということを姿勢で示すことにもなります。

大切なのは、叱るか叱らないか、ではなく、

あなたが子どもたちに何を伝えたいか

です。

そして、それが子どもたちにしっかりと伝わったなら叱っても、叱らなくても良いのです。

3 時間目:あなたに合った叱り方を

叱る時には、あなたに合った叱り方をすればいいのです。

叱る=声を荒げる指導

と捉える先生が少なくありません。

でも、叱る時に大切なのは、あなたが伝えたいことが子どもたちに伝わったかどうかです。

伝えたいことがしっかりと伝わり、子どもの中に納得感が生まれれば、それで良いのです。

確かに、1年間子どもたちと過ごしていると、時にはいじめがあったり、みんなで協力する時にサボっていたり、という場面では全力でぶつかる事が必要な場面もあるでしょう。

でもそれ自体は目的ではなく、それだけ、

ダメなことなんだ

大切なことなんだ

ということを伝えたい。

わかってほしい。

という思いが先にあります。

その思いが伝われば、決して子どもの心が離れることはありません。

叱り方、という表面的な技術に囚われることなく、叱ることで何を伝えたいのか

その本質を忘れずに、あなたなりの叱り方で、あなたの思いを伝えてあげてください。

Hands holding finish word in balloon letters

本授業を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!

頭の中でいくら「どうしよう!」と悩んでいても、見通しは持てず何も解決されません。

でも何事も、基礎となる知識や考え方がなければ、努力しても間違えた方向に突き進むことになります。

正しい知識と考え方を身につけた上で、どんどん行動、どんどん実践していきましょう。

そして、それを共に継続していきましょう!!

学ぶ意欲の高いあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。

1人では辛くなることも多いでしょう。

そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。

先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。

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