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【子どもを責めずに済む】子どもの失敗は全て〇〇エラー【焦点は人ではない】

学級経営

このような悩みをお持ちではないですか?

・子どもの失敗を許せない
・子どもに失敗させたくない
・子どもが失敗したときにどう対応すればいいかわからない

教師は子どもに

「失敗を恐れずにチャレンジしよう」

と言います。

でも多くの場合、「子どもは失敗したら恥をかく」とか「失敗したら責められる」と感じています。

あなたのクラスの子どもたちも少なからず失敗を恐れていませんか?

また、先生自身はどうでしょうか。

本授業では、そんな人のチャレンジの妨げとなる失敗の捉え方について詳しく解説をします。

本授業の内容を子どもたちと共有すると、学級に真の意味

「失敗を恐れずにチャレンジする」

という文化が育ちます。

本授業の内容

1時間目:子どもの失敗は全て〇〇のせい
2時間目:対話すべきは〇〇の改善

以上のような内容で授業をお届けします。

 

筆者のプロフィール
・小学校教諭として11年間勤務
・得意分野は?と聞かれたら「学級経営」と即答
・学級経営学会所属
・学級経営の軸は「自治力のあるクラス」
・教師を退職し、まさに「チャレンジを体現」

1時間目:子どもの失敗は全て〇〇のせい

日常、子どもたちが失敗したときに、私たち大人は

「子どもがいけないことをした」
「子どものどこを直せば失敗しなくなるだろう」

目線を子どもに向けます。

だから結果として子どもは失敗したら責められたり恥をかく、と感じているのです。

そこで本授業の結論です。

「子どもの失敗は全てシステムエラーである」

失敗の原因子どもにある、とヒューマンエラーとして捉えると、子どもを責めることにつながるからです。

例えば、生徒指導事象について考えてみましょう。

体育の時間が終わって、教室に戻ってくると、確かに机の上に置いてあったAくんの筆箱がなくなっています。

ゆくゆく話を聞いていると、Bくんがいたずらをして隠してしまったことがわかりました。

こんなとき、ヒューマンエラーとして捉えるなら、視点は「Bくんの改善」へと向き、Bくんへの指導がメインとなります。

もちろん、やってはいけないことをしたらきちんとそう伝えてあげることも大切です。

しかし、それだけでは根本解決になりません。

さらに、私たち教師ができるアプローチが他にもあるはずです。

それが、「システムエラーに目を向ける」という視点です。

2時間目:対話すべきは〇〇の改善

そもそもBくんがAくんの筆箱を隠せるような状況を生み出したシステムが悪い。

そう捉えると、Bくんの指導以外にやるべきことが見えてきます。

ここを子どもたちと話し合ってもいいでしょう。

解決策としては

・体育など教室を空けるときには、机の上のものは全て片付けておく
・教室を空けるときには施錠をする。
・移動するときは全員で揃って移動する(1人で行動できる場をなくす)

などが挙げられるでしょう。

システムに視点を向けることで、Bくんへの指導だけではなく、今後みんなが居心地良く生活できるためにどうすればいいか、という視点でみんなで対話する場面を作ることができます。

繰り返しますが、Bくんを指導しなくていいわけではありません。

いかなる場合でも、ダメなことはダメなのです。

しかし、それだけで終わらずに、みんなでBくんの失敗を受け止め、システムの改善という形で共有することで、Bくん以外の子たちの学びにも繋がります。

子どもがそう失敗せざるを得なかったシステムや環境があった、つまり

「システムエラーがあった」

と捉え、クラスみんなで前向きに対話を重ねていくことが大切であると考えます。

Hands holding finish word in balloon letters

本授業を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!!

日本人は子どもも大人も自己肯定感が低い。

これは他者の失敗を許すことができない風潮が大きな原因であると考えています。

1つの失敗に対して過剰に周りが批判する。

そんな場面を減らすためにも、「ヒューマンエラーとしてではなく、システムエラー」として子どもの失敗を受け止める。

そんなことが当たり前になれば、不必要にお互いを責めることなく、温かいクラスをつくっていけるのではないでしょうか。

皆さんのクラスが温かい素敵なクラスになることを願っております。

正しい知識と考え方を身につけた上で、どんどん行動、どんどん実践していきましょう。

そして、それを共に継続していきましょう!!

学ぶ意欲の高いあなた、そしてあなたの目の前の子どもたちが、笑顔で溢れる毎日を送れることを心から願っております。

1人では辛くなることも多いでしょう。

そんな時はまたここに帰ってきてください。
いつでも相談に乗りますよ。

先生自身、そしてクラスの子どもたちが、笑顔で毎日を送れることを願って。

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